2017年8月2日水曜日

CCleaner の v5.32.6129 には致命的なバグあり。Thunderbird のプロファイルデータが破損し、すべてのメールアカウント情報が白紙 (初期状態) に戻る。

本気で危険

  • メールクライアントのThunderbird を使用している人は、安易に CCleaner の「v5.32.6129」を使用しては駄目 (*1)。
  • 「v5.32.6129」を使用すると、(*1)
    Thunderbird のプロファイル(アカウント情報) を管理する「prefs.js」が 破損する。
    (日本語部分が文字化けし、Thunderbird が読み込みに失敗する)
  • Thunderbird は、起動時に「prefs.js」が読み込めないと「prefs.js」を初期化するため、
    すべてのメールアカウント情報が消える。(初回インストール直後の状態に戻る)
  • メールデータ自体は無事だが、Thunderbird がメールデータを認識できなくなるため、過去のメールも読めなくなる。

*1 … より厳密には、CCleaner v5.32.6129 上のアプリケーション別の設定で、
Thunderbird 配下の「保存場所」という項目にチェックが入っていると発生する模様。
この項目は、デフォルトではチェックされているらしい。

復旧方法

  • システム開発の備忘録: Thunderbirdのアカウントが破損したときの対処法
  • 「prefs.js」のバックアップがないと、もう取り返しがつかない。
  • 「prefs.js」のバックアップがあるならば、Thunderbird を終了させた状態で、
    「prefs.js」をバックアップから戻してやればよい。
  • 「prefs.js」は、プロファイルのディレクトリ
    (「Profiles\<8文字のランダムな文字列>.default」) の直下に存在する。

今後に向けて

  • CCleaner のバージョンを、一つ戻す。
    ひとつ前のバージョンである、CCleaner の「v.5.31.6105」ならば、今回の事象は発生していない。
  • 原理的には、バージョンを戻さずとも、
    CCleanerの設定で Thunderbird 配下の「保存場所」のチェックを外すだけで再発防止できそうだが、当方は不安だったためバージョンを戻した。
  • 日々の運用として、「prefs.js」のバックアップをこまめにとること。複数世代のバックアップが望ましい。

有用な情報

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